2021.02.11

なぜ今?SMSマーケティングのメリットと導入のポイント

目次
なぜ今、SMSなのか?
SMSを活用したマーケティングのメリット
SMSを活用したマーケティングのデメリット
DM(ダイレクトメール)との比較
SMSマーケティング導入のポイント
まとめ

なぜ今、SMSなのか?

SMS(ショートメッセージサービス)は、送信先の携帯電話番号宛にメッセージを送信することができるサービスです。現在ではいわゆる「二段階認証」による本人確認や家賃滞納の支払催促などに主に活用されています。

SMSは、一般的に90%以上にもなるといわれるほど高い開封率がありますので、「見てもらいやすい」連絡手段として、上記のような活用がされています。

SMSは1990年代後半から存在するサービスですが、これまでマーケティングにはあまり活用されてきませんでした。その大きな要因の一つが特定電子メール法の規制と送信できる文字数が70文字に制限されていたことにあります。

特定電子メール法の規制の内容については別の記事で解説をしていますので、そちらを確認していただければと思いますが、SMSがマーケティングに活用される障壁となっていたのは特定電子メール法上の「表示義務」です。

表示義務は、広告宣伝を目的とするメール(SMSも含まれます。)を送信する場合には、送信者の名称やオプトアウトをするためのURLなどの事項をメッセージ内に表示しなければならないという送信者に課せられる義務です。

このメッセージのように送信者が誰であるかを明示をして、配信停止をするためのURLを表示した場合、簡単なメッセージだけを記載したとしても、すでに70文字を超えてしまっています。そのため、送信できる文字が70文字に制限されていたときには、特定電子メール法を遵守してSMSマーケティングをすることは事実上不可能な状況になっていました。

このような状況から2019年に送信できる文字数が一気に670文字まで拡大しました。これにより特定電子メール法を遵守しながらSMSをマーケティングに活用することが事実上可能になりました。

このことをきっかけとしてSMSをマーケティングに活用する動きが徐々に出てきており、キャンペーンの告知などに活用する企業が増えてきています。そうはいっても、2019年にやっとSMSを活用したマーケティングができるようになったわけですから、SMSで本格的にマーケティングを行なっている企業は、DM・メール・LINEを活用している企業に比較すると圧倒的に少ない状況です。

多くの企業が導入をしていない「今」だからこそ、SMSを活用したマーケティングをいち早く導入することで大きな価値を生み出す可能性があります。

SMSを活用したマーケティングのメリット

1)携帯電話を持っているお客様に送信することができる

SMSを送信するために必要なのは「携帯電話番号」のみです。携帯電話番号は11個の数字の羅列ですので、メールアドレスや住所などと比較しても簡単に入力・記入することができますし、入力・記入の際に誤って記入されることも少ないのが特徴です。これまでお客様に直接メッセージを送る場合にはメールや紙のDMが主流でしたが、SMSを活用することで今まで携帯電話番号しか取得できていなかった企業もダイレクトマーケティングができるようになります。

また、アプリのインストールなどが不要で、携帯電話を持っている方であれば誰にでも送信ができるということも特徴です。現在ではほとんどの方がスマートフォンを持っているという状況なので、「携帯電話番号」が取得できさえあれば、ほとんどの方にリーチすることができます。

2)確実に見てもらうことができる

SMSはメールやDMと比較しても、受信される頻度が極めて少なく、プッシュ通知によりメッセージを受信したことが表示されることから、お客様の目にとまりやすく開封率が高くなるという傾向があります。

開封率が高くなれば単純に反応してくれるお客様の数は多くなります。今まで実施してきた普通のキャンペーンもSMSを使って告知をすることで、大反響を呼ぶキャンペーンになる可能性があります。

弊社が運営するマーケティング特化型SMS配信サービス「Tailor」を活用した事例でも、今までDMで告知をしていたキャンペーンの告知方法をSMSに変更したことで、お客様から大きな反応があったという事例も多いです。

3)環境の変化などによって顧客接点が失われることがない

現在では電話番号を変更せずに通信キャリアを乗り換えることができるようになったことで(いわゆる「ナンバーポータビリティ」)、一度個人に割り当てられた携帯電話番号が当該個人の携帯電話番号として半永久的に使われるようになりました。

複数持つことが当たり前になったメールアドレスでは、登録されたメールアドレスであっても時間経過とともに日常的には確認しないメールアドレスとなり、その結果メールを送信してもほとんど開封されないという事態が発生します。また、そもそも普段使っていないメールアドレスが登録されることもあるなど、メールを活用したマーケティングで大きな成果をあげることが難しい状況になってきています。

また、DM(ダイレクトメール)ではお客様の住所が必要になりますが、当然ながら引っ越しなどにより住所が変更されればお客様からの報告がない限り、住所変更以降はDMをお届けすることができなくなってしまいます。

SMSは、半永久的に変更されることがない携帯電話番号さえあれば送信ができますので、一度お客様から取得できれば顧客接点を失うことはほとんどありません。

4)マーケティングに関するデータを蓄積し続けることができる

前述のように、携帯電話番号は半永久的に変更されることがないため、携帯電話番号をIDとしてデータを蓄積することで、SMSを送信したお客様のSMS送信に関するデータを蓄積し続けることができます。

オンライン以外で主に販売をされている企業では、マーケティングに関するデータを正確に蓄積し続けることが難しいですが、SMSを活用することで個々のお客様にひもづく形で正確なデータを半永久的に蓄積し続けることができるようになります。

データ・ドリブン・マーケティングという言葉が一般化した現在では、データを蓄積し続けるということが重要になってきています。「DM(ダイレクトメール)を出してそれっきり」となってしまっている企業も多いと思いますが、SMSを活用することでSMSを受信したお客様がどのような行動をとったのかというデータを蓄積することができ、今後のマーケティング施策に活かすことができます。

SMSを活用したマーケティングのデメリット

ここまでSMSを活用したマーケティングのメリットをみてきましたが、もちろんSMSを活用するデメリットも存在します。

1)文字数に制限がある

2019年に文字数の制限が70文字から670文字まで緩和されましたが、メールなどと比較するとかなり送信できる文字数は少ないです。また、SMSは文字数に応じて送信料金が高くなっていきますので、現実的に送信できる文字数は200文字〜300文字程度になります。

そのため、SMSのメッセージ本文自体の情報量としては少なくなってしまうのがデメリットとしてあります。

一方で、この点はSMSの良い点と捉えることも可能です。つまり、SMSでメッセージを送信する場合には200文字から300文字におさめることになりますので、メッセージの本質を端的に伝える必要があります。受信されるお客様もスクロールなどせずに一瞬で用件を理解することができますので、ストレスなくメッセージを受け取ることができます。

2)画像を送信することができない

SMSをマーケティングに活用するもう一つのデメリットとしては、テキストしか送信することができず、画像を送信することができないということです。

この点はSMSを活用する以上はやむを得ない点ではありますので、リンク先のページを充実させることなどで対応をしていくことになります。

DM(ダイレクトメール)と比較

ここまでSMSを活用したマーケティングの一般的なメリット・デメリットについてお伝えをしてきましたが、紙DM(ダイレクトメール)と比較した場合のメリットについてもお伝えします。

1)送信費用が格段に安い

紙のDMを送付する場合には、ハガキサイズであってもリストの作成にかかる人件費などを含めてしまうと1通あたり100円を超えてしまうことが多いです。

SMSは一般的に1通あたり10円前後から送信をすることができますので、文字数にもよりますが紙のDMにかけていた費用を大幅に削減することが可能です。

2)お客様からの反応を計測できる

紙のDMの場合には、一般的にはDMを受け取ったお客様の反応を計測することは難しいです。現在では、紙のDMにQRコードなどを印刷して、DM経由でどのくらいのアクセスがあったのかを計測することはできますが、それでも紙のDMに対する正確な反応を計測することは難しいです。

SMSであれば、メッセージ本文のURLのクリック率などのお客様の行動を計測することが可能です。また、弊社サービスの「Tailor」を活用すればリンク先でのお客様の行動を計測してデータを蓄積していくことも可能です。

3)より多くのお客様の行動喚起をすることができる

開封率の高いSMSを活用することで、より多くのお客様に見てもらうことができるので、紙のDMよりもお客様の行動を喚起することが可能です。

また、SMSを活用する場合には1通あたりの金額が3分の1以下になりますので、キャンペーンの告知の場合には期間中にお客様にリマインドのメッセージを送ることも同じ予算の中で可能です。リマインドの効果により駆け込みの購買を促進することができますので、一度送付することで告知の効果が終わってしまう紙のDMよりも大きな効果を期待することができます。

SMSマーケティングを導入する際のポイント

ここまで読んでいただけた方には、SMSを活用したマーケティングのメリットについてお伝えすることができたかと思います。

ここではSMSマーケティングをスムーズに導入して成果をあげるためのポイントをお伝えします。

1)顧客データの整理

SMSを送信するために必要なのは「携帯電話番号」だけですが、SMSをマーケティングに活用をしていくためには携帯電話番号が取得できているお客様のリストを抽出する必要があります。SMSを送信することを前提に顧客管理システムが構築されていない場合には、携帯電話番号を取得できているお客様のリストを作成するだけでもかなりの時間がかかるかもしれません。

2)特定電子メール法を遵守した形のメッセージを作成

SMSをマーケティングに活用していく場合には、特定電子メール法という法律の規制を遵守して運用をしていく必要があります。
主な規制内容としては、①SMSを送信する事前の同意を取得すること、②一定の事項をSMSのメッセージ内に表示をすることになります。具体的には、配信停止の通知を受けるためのリンクを準備しておくことや、お問い合わせ先の連絡先などが記載されたリンクを準備することが必要になります。

3)効率的に伝わるメッセージを検討

前述のように、SMSは文字数が限られており、文字数に応じて料金も変わってきますので、少ない文字数でいかに効率的に内容を伝えるかということがポイントになります。そのため、要点を絞ってお客様にとって欲しいアクションを端的に伝えていくということが重要になります。

また、SMSの本文には文字数の制限があることから、リンク先に誘導をして情報を伝えていくということも重要になります。そこで、URLを文中に挿入することになりますが、通常のURLをそのまま文中に挿入すると文字数を圧迫する原因となって肝心なメッセージの内容が伝わらないという事態が起こり得ます。そのため、SMSマーケティングを導入する場合には、「短縮URL」を用意をして、URLで文字数が無用に消費されないようにする必要があります。

4)送信結果の分析

SMSを活用することのメリットとしてデータが正しく蓄積されていくということがありました。ただ、データが蓄積されていったとしても、そのデータを活用できなければ「宝の持ち腐れ」となってしまいます。

そのため、SMSを活用してマーケティングを行う場合には、送信結果を分析することが必要になります。この分析をしていくことで、お客様の年代・性別・地域などにより魅力に感じるキャンペーンの内容などがみえてきて、より効率的なマーケティングを実現することができます。

まとめ

ここまでSMSマーケティングのメリットや導入のポイントなどについてお伝えしてきました。SMSを活用したマーケティングはお客様から大きな反応を得ることができることができる反面、導入して運用をしていく際には、法律の遵守など気をつけるポイントもいくつかありました。

弊社が運営するマーケティング特化型SMS配信サービス「Tailor」では、SMSを活用したマーケティングを導入するために必要な法令対策・データ整理・データ蓄積・送信結果分析などのすべてのサポートが揃っています。初期費用・月額固定費0円でご利用いただくことが可能ですので、SMSマーケティングに少しでもご興味があればお気軽にお問い合わせください。

SMSマーケティングに関する導入事例も豊富にありますので、「こんなことがSMSでできますか?」「こんなことで困っているのだけど」といったことがあればご相談いただければ、活用方法をご提案いたします。